2010 06.03 六月のお献立
雨もしたたるいい季節になってきましたね。
今日は六月のお献立をご紹介です。
そろそろ京の夏の風物詩、ハモが登場する季節になりました。
初夏らしいお料理の数々で一足早く夏を感じてください♪
箸割・八寸
箸割:鱧じゅんさい オクラ・玉子豆腐・喰出し
八寸:新甘藷栂煮(しんかんしょとがに)・蓮芋青煮・鱧煮凍り・国産牛ロースト・鱚風干し
鱧じゅんさいの喰い出しとは、ようするに、お出汁のことです。実はわさびが溶けています・・・どんな味か食べてみたくなるでしょ??
こちらは 奥:御向 右:汁物 左:蓋物
御向:鱸(すずき)洗い・鮪角切り・鱧落とし
汁:鶉(うずら)しんじょうの薄葛仕立
薄葛仕立てとは、その名のとおり葛でとじてあるってことです。
蓋物:加茂茄子翡翠煮
鴨肉時部煮 針人参・絹莢
お茄子がうっすらと青い感じで宝石の翡翠みたいじゃないでしょ?だから‘翡翠煮’
焼肴
天然ぐじ若狭焼 あしらい
こちらは三人盛りです。それぞれ取り分けてお召し上がり下さい。
ひと塩で鱗をつけたまま焼いております。それが‘若狭焼き’。若狭焼きとは焼き方の名前です。
左:冷し鉢 奥:油物 右:強肴
冷し鉢:大ひね素麺 玉子・海老・オクラ 喰い出し
油物:蛇の目鱧揚 獅子唐・甘藷・はじかみ
強肴:文銭蛸酒煎り 白瓜雷干し 茗荷・若布 梅肉ジュレ
水物には高知産小夏などを御用意しております。
その日の仕入れによって、多少変わることもございますので、その際はどうぞご了承ください。
すべてのお泊りのお客様の基本的なお料理でございますが、
プランやご宿泊のお料金によって品数などが変わりますので、ご了承ください。
御昼食など、日帰りでお越しいただく際のお懐石料理も基本的にこのお料理になります。
雨の京都、雨のお寺、雨のお庭はまたとても素敵な風景です。
足元が少しうっとおしくはなりますが、雨の京都、一度訪れてみはりませんか?
六月はオフシーズンで普段より少しお得なお値段でお泊りいただけますので、この機会にぜひお越し下さいませ☆