2010 03.03 ひいなまつり
今日は、市比賣(いちひめ)神社の『ひいなまつり』に行ってきました。
3月13、14日に『京の宿フェア』というものが開催されますが、その時にも同じことをしていただくため、その時のための勉強です。
(京の宿フェアのことは後日ご案内します!)
ひな祭りは厄払いが起源で、人形に一年の身の汚れを移し川に流したのが起源であると伝えられているそうです。
平安時代になると貴族夫人やその子供達の間で行われていた「ひいな遊び」を楽しむことへと移り変わっていき、やがて盛大に「ひいな祭り」が行われるようになりました。
ひいなまつり⇒‘ひなまつり’となったわけですね。
『ひいな祭り』の会場は、市比賣神社のすぐ近くにある「ひとまち交流館」です。参観には参観券(1000円)が必要です。
どう過ごしても自由なのですが、まずは「ひな茶」をいただきました。
お抹茶と、「ひちぎり」というお菓子です。
ひちぎりは‘引きちぎり’からきているそうで、その名のとおり引きちぎって作るそうです。
カタツムリの形だそうですが、なんでカタツムリなのかを聞くのを忘れました…^^ゞ
色は他にもピンクと白があり、中の餡もこし餡、つぶ餡、白餡とありました。
私がいただいたお抹茶茶碗がおひなさまらしくていい感じ♪
お隣のお部屋では平安貴族の優雅なお遊びができます。
『投扇興(とうせんきょう)』
扇を投げて的を倒せたら勝ち。
ふわっと、上から落とす感覚で投げるのがコツらしいです。
残念ながら、これはあたりませんでした。。。
『貝合わせ』
古典の授業などでもよく名前は聞きますよね。私はてっきりトランプの神経衰弱のようなものだと思っていましたが、全然違いました。
まず、貝の片方だけを裏返して並べます。
この貝と同じものを探して下さいと貝を手渡されます。
この時はまだ裏の絵は見てはいけません。
貝の模様だけを見て、同じ模様の物を探すのです。
ハマグリの貝殻だそうですが、対になっていた二枚は同じ模様なんですね。
これだ!と思うものが見つかったら、二枚あわせてみます。
同じ柄のものだけがピタッと合うんだそうです。
ピタッとあったら、大正解☆
正解した時だけ中の絵が見られます。
源氏絵巻の絵がとても細かく描かれていました。
『双六』
さいころの目だけ駒をすすめて、ぴったりの数で端まで行った人が勝ち。
こう考えると、すごろくって千年以上前から現代までずっとある遊びなんですね。すごい!
そうこうしているうちに、メインのイベントが始まりました。
市比賣神社のひいなまつりといえば、「ひと雛」です。
参加者は女子は小袖、男子は狩衣を着装してひな壇で記念撮影ができます。
このカップル、すごくいい感じでした!!
こちらは三人兄弟。
もう、かわいくってかわいくって(*^^*)フラッシュのあらしでした☆
外国の方もたくさんいはりました。日本旅行のいい思い出になりますね♪
ここからが本番。
「ひと雛」を作るため、男雛さんに「束帯」女雛さんに「十二単」の衣紋実演です。
解説してくださったのは、西陣和装学院長の毛利ゆき子先生です。
束帯や十二単は「着付け」というのではなく「衣紋(えもん)」と言うそうです。
衣紋される方を「衣紋者」さんと呼ばれていました。
まずはおだいりさまから。
白小袖で登場。冠は人前では絶対とったらあかんのだそうです。
りっぱに完成☆
続きましてお待ちかね、十二単。
こちらも白小袖で登場。
単衣の着物を着ていきます。写真では分かりにくいですが(スミマセン)うす~い桃色です。少しづつ濃い色になっていきます。 ↑これと↓これ、微妙に色がちがいます。これで五つ衣が終わりました。
色合わせは季節によって変わるものもありますが、この色合わせは“紅梅重ねの匂い”といって、一年を通して着ることができる色合わせなんだそうです。
最後の一枚。。。やっとお二人揃いました。後ろ姿はこんなの。うしろにこんなにあったら歩きにくそうですね!
おだいりさまとおひなさまおそろいになったところで、今日はここまでにさせていただいてもいいでしょうか??
もうあとちょっとですが、あまりにも長くなってしまいましたので。。。
必ず明日、続きを書きます。
今日のことを済んでから教えてもらっても、来年までまたなあかんやんって思った方、大丈夫です☆
今月の13日(土)にぜひ京都文化博物館にお越し下さい。
『京の宿フェア』でもう一度実演していただきることになっておりますので♪
市比賣神社:http://ichihime.net/
女人厄除けの神様。
残念ながら嵐山ではございません。
河原町五条下ル一筋目西へ入ったところにあります。
ひとまち交流館:http://www.hitomachi-kyoto.jp/
京の宿フェアの情報はこちらまで⇒http://kyf.ryokanblog.com/