2011 07.04 文月のお献立
6月は前半しか梅雨らしい日がありませんでしたけど、このまま梅雨明けしてしまいそうな日が続いておりますね。
7月の京都といえば祇園祭と嵐山鵜飼。いよいよ夏本番になってきました。
今日は夏に負けない身体を作る、7月のお献立を紹介いたします。
箸割・八寸・御向
箸割:生ハム 無花果
八寸:法月盛り・蛸の仔 枇杷玉子 枝豆塩湯掻き 鰻八幡巻 蛸小倉煮
法月がなんとも夏らしく、涼しげな仕上げになっております。
中に蛸の仔がはいっておりまして、珍しくておいしいと、大変ご好評いただいております。
御向:鱧焼き霜造り 鱸重ね切り、鮪角切 妻一式
お造りは全て天然物を使用しています。
京の夏といえば、鱧。よくある落しと梅肉ではなく、お造りとしてお出ししています。
汁・蓋物
汁:薄葛仕立て 鱚 湯葉豆腐 蓮芋、人参、順菜、藻草生姜
蓋物:鰊茄子 加茂茄子 鰊甘露煮 隠元豆、針生姜
御凌ぎ・焼物
御凌ぎ:蒸し寿司 穴子、人参、椎茸
焼物:香魚踊り焼 あしらい
「香魚」と書いて「あゆ」と読みます。
「時代」と書いて「とき」と読むようなものです。
川から捕ってすぐの鮎はスイカみたいな甘いいい香りがするから京都では鮎を「香魚」と書く事があるのです。
この鮎は鵜飼の時にとった鮎ではございません。そんなに捕れないですから(笑)
小鍋・強肴
小鍋:鴨鍋 笹切葱 豆腐 焼麩
強肴:鱧ざくざく 鱧垂焼き 糸瓜、胡瓜 刻み茗荷
鱧をザクザク食べてもらいたいから、鱧ざくざくです。
御飯・香物・水物
その日の仕入れによって、多少変わることもございますので、その際はどうぞご了承ください。
すべてのプランの基本的なお料理でございます。
(プランやご宿泊のお料金によって品数などが変わります。)
花筏にお泊りいただくとご夕食にお召し上がりいただけます。
また、御昼食の懐石料理のお献立も基本的にこのお料理になります。
お昼からちょっと贅沢してみませんか?
節電などで大変な夏になりそうですが、
お家中の電源を抜いてご家族みんなで、カップルで、お友達同士で、夏の京都にお越し下さいませ☆