「2011年06月」の記事一覧
2011 06.30 京の七夕・嵯峨嵐山の七夕
嵯峨嵐山一体の店先に震災復興への願いを込めて
東北の「南部鉄器の風鈴」を飾っております。
嵯峨嵐山へお越し頂いたお客様に
七夕の嵐山の風景を
風鈴の音という五感で涼しさとともに感じていただこうというものです。
お越し頂いたお客様にもご自由にお願いごとをお書きいただけます。
嵯峨嵐山の七夕祭は7月8日までで、8日の15時から大堰川河原でご祈祷があります。
でも京都全体で開催される『京の七夕』は8月6日~15日まで開催されますので、
京都では二回七夕を感じる事ができるんです♪
京都の新たな夏の風物詩『京の七夕』。
今年は東日本大震災により被災された地域の早期復興を願い、
仙台七夕まつりをはじめ東北地方に長年続いている東北夏祭りとの連携を図り、
京都から東北へ願いを届けるとともに、
日本全体の復興の願いを集めます。
おうちの電気を消してご家族みんなでお出かけください☆
2011 06.25 消防訓練をしました。
今年も消防訓練の日が来ました。
当館では毎年、一回消防署の方が来られての消防訓練、一回自主訓練を行っております。
今回は消防署から来て下さっての訓練です。
まずは館内に火が出た想定で、お客様を誘導する訓練。
実際に非常ベルを鳴らし、通報もします。
連絡係はフロント、誘導係は仲居です。
訓練後、消防署の方が良かった点、悪かった点を丁寧にご指導下さいます。
従業員はお客様の安全を一番に考えて避難誘導しますが、その際、
自分たちの身の安全も考えて行動しなければいけない
ということを強くおっしゃっていました。
・・・なるほど!
続いて、消火器の使い方を教えていただきました。
聞くだけではなく、実際に触らせていただけるので、よりよく覚えられます。
もちろん中は水ですが(^_^;)
若い仲居は初めて触らせていただいて、とてもよかったと言っておりました。
あせらず、炎ではなく火元に向かってかける事!(炎にかけても火は消えません)
安全ピンは現場に近づいてから抜く事!(先に抜いて持って行くと途中で焦ってレバーを握ってしまい、現場までに中身が無くなってしまう恐れがある為。)
万に一つでも起こってはいけないことですが、
念には念をいれて、
日ごろの訓練を怠ってはいけませんね。
2011 06.11 水無月のお献立
暑くなったり寒くなったり毎日の服装選びがたいへんでしたけれど、
もうそろそろ暑い日ばかりになってきましたね(^_^;)
初夏の香りただよう6月のお献立を紹介いたします。
箸割・八寸・御向
箸割:鱧じゅんさい 花丸、玉子豆腐 喰出し
八寸:新甘藷栂煮・蓮芋青煮・床節沢煮・春子南蛮漬・澤蟹素揚げ
夏らしい、涼しげな仕上げになっております。
御向:鱸重ね造り 鮪角切、文甲烏賊 妻一式
お造りは全て天然物を使用しています。
汁・蓋物・焼肴
汁:清汁仕立て 焼目鱧真丈 人参、順彩 梅肉、柚子
蓋物:鮎素麺寄せ 温度玉子 針人参、隠元
そうめんをゼラチンで寄せてあります。いつもと違った食感の素麺、一度お召し上がりあれ☆
焼肴:天然ぐじ翁焼 あしらい
御凌ぎ・小鍋・強肴
御凌ぎ:白おこわ 火取り鱚 梅肉
小鍋:牛肉煮込み 白豆腐、九条葱
強肴:文銭蛸酒煎り サラダ仕立て
水菜、若布、新玉葱 自家製和風ドレッシング梅肉味
“文銭”は形のことです。古銭にみたてているのです。
御飯・香物・水物
今月の水物は調理長オリジナル、珈琲味の蕨餅です。
その日の仕入れによって、多少変わることもございますので、その際はどうぞご了承ください。
すべてのプランの基本的なお料理でございます。
(プランやご宿泊のお料金によって品数などが変わります。)
花筏にお泊りいただくとご夕食にお召し上がりいただけます。
また、御昼食の懐石料理のお献立も基本的にこのお料理になります。
お昼からちょっと贅沢してみませんか?
やっぱり「京都の夏」といえば「鱧」なんですねえ。
この時期になると、「鱧料理は入っていますか?」というご質問をよく耳にします。
ご覧のように食材として鱧、使っております。
京都の初夏を身体で、目で、そして舌で感じにいらして下さいませ☆
2011 06.10 嵐山若鮎祭でした。
ことしも『嵐山若鮎祭』が開催されました。
場所は「いつ見てもやっぱりいい景色やなぁ」という景色が望める
中の島公園です。
ちょっと曇っていたので、愛宕山のてっぺんが見えませんでした。
このイベントは保津川の鮎の解禁にちなんで、若鮎の炭火焼きを御試食いただけるというものです。
ただ、御試食いただくには事前に往復はがきでお申込みいただかなくてはならず、応募多数の場合は抽選になります。
お一人様につき鮎の炭焼き一串と、
今年からノンアルコールビールを一本です。
この大量のビールも終了時にはからっぽになります(^^ゞ
鮎は嵐山の川魚屋さんが仕入れていけすトラックで運んできて下さいます。
その数1050匹!
11時から13時までの開催となりますが、毎年10時半頃からたくさんの方がお並び下さいます。
鮎を調理したり焼いたりするのは地元・嵐山の料亭や旅館の調理人が協力して行います。
御近所さんといっても、調理人同士が顔を合わせるせることなどほとんどないので、この日は貴重な日です。
でもゆっくり話しているヒマもなく、作業に追われます。。。
竹串に刺された鮎は、、、
ここで塩をかけられ、
こんな姿に。
もちろん当館からも。
コロンとしていて可愛いこの彼です☆
で、最終的にはこんな姿です。
炭で焼くので、煙とニオイはなかなかのものです。
通りすがりの方にとってはさぞおいしそうな匂いでしょう♪
ずっとそこにいるモノは服や髪に匂いがしみついて実はあとから大変です(^^ゞ
板場だけでなく、こっち側の鮎をお渡しする係の人達も嵐山・嵯峨野周辺のお店から借り出されている方たちです。
毎年たくさんの方々がお並びくださいます。
この若鮎祭は毎年、6月の第二木曜日に行われております。
募集はだいたいゴールデンウィーク明け頃から始まりますので、ぜひ来年はチェックして下さい!
京都新聞には必ず載りますが、それ以外の方は直接嵐山保勝会(あらしやまほしょうかい)までご連絡いただくのが一番早いと思います。
嵐山保勝会:http://www.arashiyamahoshokai.com/
2011 06.08 本日休館日をいただいております。
勝手ながら、本日6月8日は休館日とさせていただいております。
せっかく御予約のお電話をいただいておりましたのに、
御予約をお受けできずに申し訳ございませんでした。
昼以降はお電話での対応もさせていただけなくなります。
大変申し訳ございませんが、明朝8時半には出勤してきておりますので、
お電話はそれ以降にお願いいたします。
またたくさんのお客様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
次の休館日は7月5日(火)です。それ以降はしばらく休みなしです。
どうぞよろしくお願いいたします。
2011 06.07 いとをかし号大原編
前回の『いとをかし 女将おすすめ夏号』の続きです。。。
前回は市原にあります川島織物をご紹介させていただきましたが、
今回はその後行きます大原のご紹介です。
市原⇒大原 は、
観光のお客様は絶対通る機会などないであろう山深い江文峠を通ると約30分で着きます。
実はこの辺り私の地元です。昔はよく通りました。懐かしかったです(*^^*)
大原では御昼食も兼ねて自由散策です。
大原といえば三千院・寂光院、そして「しば漬け」とちがいますか?
しば漬けに使うシソの葉がたくさんできていました。
たいへん申し訳ないのですが、
三千院前までは大型バスが行けませんので、三千院へ行くには
駐車場からお土産物屋さんが並ぶ山道を歩いていただかなければいけません。
この川沿いにお漬物屋さんやドレッシング屋さんなどが並んでいます。
上り坂で正直けっこうしんどかったけど、川のせせらぎと木々の緑が気持ちよくてなんとかのりきれました(^^ゞ
この階段の上が三千院
今はあじさいがものすごく綺麗に咲いているそうです。
今回は時間の都合上、中まで行けなかったので残念!
バスの駐車場で売ってる「駐車場限定」のしそせんべい、
行きしに試食させて下さって、その手にまんまとひっかかり(笑)お買い上げ♪
いや、ほんとにめちゃおいしいんです!!
他の女将さんたちもみんな3袋とか買ってはりましたから!
2011 06.05 いとをかし夏号のお知らせ☆
いとをかし 女将おすすめ 夏号」の季節がまたやってきます♪♪
『いとをかし 女将おすすめ 夏号』というのは、
エースJTBさんが、宿泊をご予約された方に無料で提供してはります、
京都観光のバスの名前です。
冬と夏に週2回月曜日と金曜日に女将おすすめのコースをまわるバスの名前です。
もちろんプロのガイドさんもいらっしゃいますけど、
2人の女将もご一緒させていただきます。
なかなか好評をいただいておりまして、年々お客様も増えてきています。
リピーターのお客様もたくさんいてくれてはります。
コースは毎回変わりますので、お客様と御一緒させていただく前に私達も下見が必要、
というわけで
下見に行って参りました。
今回のコースは
夏ですから、少しでも涼しい所をということで洛北です。
川島織物セルコン ⇒ 大原をお昼をかねて自由散策 ⇒ 下鴨神社 ⇒ 俵屋吉富
今回はその中の川島織物セルコンをちょっとご紹介いたします☆
川島織物セルコンがあります場所は、京都の「市原」というところです。
京都の街中からふたつくらい山を越えたら行けます(笑)
創業は168年前、東京オリンピックの年にこの場所にお引っ越ししたそうです。
文字通り「織物」の会社・工場です。
知る人ぞ知る、大きな大きな京都の企業です。
「織物」といえば、私は着物の帯くらいしか思いつきませんでしたけど、
世の中には「織物」がたくさんあるそうで・・・
車の内装。シートです。国内3割のシェアがあるそうです。
カーペットやカーテンなどのインテリア。
劇場の緞帳(どんちょう)、祭礼装飾品例えば祇園祭の鉾に掛けられる幕。
大きく分けてこれだけありました。
これら全部川島織物さんが手がけてはる事業です。
で、こちらの博物館と工場見学をさせていただくことになっております。
私も初めて行かせていただきましたが、とてもとても見ごたえがありました!!
横幅何メートルもあるどん帳を織ってらっしゃるところなんて圧巻!!
もちろん全て人が織機を使って織ってはります。
下の白いのは緞帳の裏地です。
織りあがったどん帳に裏地をつける作業をしてはるところ。
デザインが入るとダメなので全部お見せできなくて残念!
奥のオレンジに見えるのが実際織ってはるところです。横幅24メートル!!
同時に4人の職人さんが織ってはりました。
こんなのを織ってはるのです。
出来上がった緞帳が置かれていました。
熊本のホールに掛けられるもののほんの一部。
どん帳っていくらくらいすると思います??
ここは帯を織る工房。
大ベテランの職人さんが織ってらしゃいました。
仕事の邪魔だろうに、丁寧に説明して下さり、織っている途中の図柄も見せて下さいました。
つむぎ織りという織り方ですが、
この織り方は糸を寄せるのに自分の爪を使うので、
職人さんは爪を延ばし、爪の先を糸の幅に合わせてやすりでギザギザにしてはるのです。
その爪も快く見せて下さいました。
こちらはジャガード織りの工房。
その後博物館も見せていただきました。
まあ、知れば知るほど川島織物の会社がどんなにすごいかがよぉくわかりました。
ご自分ではなかなか行こうとは思わないとは思いますが、
いい機会ですので一度行ってみられませんか??
7月と8月の月曜と金曜にお待ちしております☆
旅館にお泊りいただいていても十分回れる時間帯ですので、
JTBさんで京都にお越しのお客様はぜひご利用くださいませ。
そうそう、どん帳はひとつ数千万するんですって!!
2011 06.01 うちのネコ!?・・・ではありません
最近このあたりでは有名なねこちゃん。
そこらじゅうに出没しています。
首のところに白い線が一筋入っているので、
「つきのわちゃん」と呼ばれているとかいないとか。
首輪はしてないので飼い猫ではないのかな?と思うのですが、
とにかく人なつっこいんです。
写真を撮ろうとすると、この通り足元へ寄ってきてしまいます。
お客様にもかわいがってもらっているようです。
「かわいい人なつこい猫がいるわねえ」とおっしゃていましたから(^_^;)
猫嫌いの方もいらっっしゃるとは思いますが、悪さをしているわけではないので、ご了承いただければありがたいです。
けっしてうちに住み着いているわけではございませんので。
このショット、カメラ目線でなかなかいいと思いません??