「2010年08月」の記事一覧
2010 08.21 今日は地蔵盆
今日は京都の各地域で夏休み最後のイベント「地蔵盆」が行われていました。
地蔵盆とは町内のお地蔵さんをおまつりし、子どもたちのすこやかな成長を願う催しで、毎年8月20日を過ぎたあたりの土日に開かれます。
関西や東北・北陸地方では盛んに行われているようですが、関東や東海ではほとんどなじみがないそうですね。
地蔵盆の主役は子どもたちですので、うちの町内でも朝からにぎやかな声が聞こえてきていました。
地蔵盆の時は各町内ごとに地蔵尊の前にテントなどをはって花や餅などのお供物をそなえ、
お菓子を食べたり、ゲームなどの遊びをしたりしますが、子供達が一番楽しみにしているのが福引きです♪
(予算内で喜んでもらえるものを買いに行かないといけない役員の方は毎年とても悩むそうですが)
そして夜は大人向けのイベントに。
各町内によってちがいますが、盛んなところはカラオケ大会をしたり、屋台を組んで焼きそばや焼き肉をしたり、それぞれの町内ごとの個性が出るようです。
私達の小さい頃には多くの町内が盆踊りもしていましたが、今は場所もないし、教えて下さる方も少なくなってしまって、なかなか難しいみたいですね。
子供の数が年々少なくなってきているとはいえ、こういった伝統的なイベントはいつまでも大事に続いていってほしいものです。
2010 08.04 茶香服
『茶香服』ってご存じですか?「ちゃかぶき」と読みます。
『茶歌舞伎』と書いたり、『闘茶』といったりもします。
これは、お茶の香りや、色・味をみて種類や産地を当てる遊びです。
歴史は古く、室町時代ではいわゆる賭博として武家の間で大ブームとなり、
あまりにも豪華な景品を競い合うようになり禁止令が出されたことも数回あったとか。
今現在の一般的な遊び方は5種類のお茶を5回戦で当てるものです。
実は今月、8月17日18日にJTBさんが、
京の雅体感「日本の旬・関西」特別企画
非公開寺院建仁寺塔頭「両足院」で女将と楽しむ「京都」な体験
というのを催され、みやこ女将の会でお手伝いをさせていただきます。
その時にお客様と一緒に茶香服の体験をさせていただくことになっているのです。
建仁寺はあの有名な風神雷神図屏風や双龍図がある臨済宗のお寺です。
当日はちゃんと先生に来ていただき、もう少し簡単な「七夕之講」という遊びをする予定です。
最初に彦星と織姫と名のつけられた2種のお茶を飲み、香りや味、お茶の色など覚えます。
↓
次に5回お茶を飲みます。
↓
その5回出たお茶の中で何回目に彦星と織姫が出たかを当てます。
かなり難しいそうです。全然自信ありません^^;
今日は両足院の下見に行かせていただきました。
お寺の前にはとても綺麗な青もみじが涼しい影を作ってくれていました。
建仁寺さん、今日は両足院しか行っていませんが、かなりおすすめです。
当館からは阪急河原町駅で下車、徒歩10分くらいです。
2010 08.02 8月のお献立
毎日毎日暑いですが、体調を崩されたりしてませんでしょうか?
嵐山も川の側とはいえ、毎日朝から暑いですぅ。。。
今日はそんな夏真っ盛りの8月のお献立をご紹介いたします。
おいしいお料理を食べて、夏バテなんて吹っ飛ばして下さい☆
箸割・八寸
箸割:地鶏煮凍り 朝月葱・切り胡麻 橙酢掛け
八寸:鱧万年漬・鰻八幡巻き・枝豆塩湯がき・鱧の子粕漬け 等
御向
御向:活け鱧焼霜造り・鱧落とし・鮪角切り
夏らしく、大きな蓮の葉に一盛りでお出しさせていただきます。“涼”を感じて下さいませ。
こちらは 右:汁物 奥:鉢物
汁物:清汁仕立てのお汁です。
鱧真丈等が入っています。
鉢物:寄せ鮎素麺
温泉玉子、青身、針生姜
焼肴・御凌ぎ・台物
焼肴:香魚踊り焼
御凌ぎ:牛肉押し寿司
台物:無花果衣揚げ 万願寺唐辛子・鱸煎りだし・霙鼈甲餡掛け
京野菜の万願寺唐辛子を使用しております。赤いのも緑色のも万願寺唐辛子です。
強肴
強肴:帆立・赤芋茎 花丸、蓮根、独活(ウド)水前寺海苔 土佐酢ジュレ掛け
御飯・香物・水物
その日の仕入れによって、多少変わることもございますので、その際はどうぞご了承ください。
すべてのプランの基本的なお料理でございます。
(プランやご宿泊のお料金によって品数などが変わります。)
花筏にお泊りいただくとご夕食にお召し上がりいただけます。
毎日猛暑ですが、町中から来る従業員や友人達は嵐山は夜は涼しいと言います。
確かに夜になるといい風が吹いて、昼間に比べるとずっと涼しくなりますので、お食事後のお散歩などとても気持ちがいいのではないでしょうか♪
嵐山のお土産物などのお店はとっても早く閉まってしまいますので、ほんとにお散歩しかできませんが^^;
よく京都の夏は暑いと言われますよね。どんなに暑いのか、ご自分で体感しにいらしてくださいませ☆