2011 06.05 いとをかし夏号のお知らせ☆
いとをかし 女将おすすめ 夏号」の季節がまたやってきます♪♪
『いとをかし 女将おすすめ 夏号』というのは、
エースJTBさんが、宿泊をご予約された方に無料で提供してはります、
京都観光のバスの名前です。
冬と夏に週2回月曜日と金曜日に女将おすすめのコースをまわるバスの名前です。
もちろんプロのガイドさんもいらっしゃいますけど、
2人の女将もご一緒させていただきます。
なかなか好評をいただいておりまして、年々お客様も増えてきています。
リピーターのお客様もたくさんいてくれてはります。
コースは毎回変わりますので、お客様と御一緒させていただく前に私達も下見が必要、
というわけで
下見に行って参りました。
今回のコースは
夏ですから、少しでも涼しい所をということで洛北です。
川島織物セルコン ⇒ 大原をお昼をかねて自由散策 ⇒ 下鴨神社 ⇒ 俵屋吉富
今回はその中の川島織物セルコンをちょっとご紹介いたします☆
川島織物セルコンがあります場所は、京都の「市原」というところです。
京都の街中からふたつくらい山を越えたら行けます(笑)
創業は168年前、東京オリンピックの年にこの場所にお引っ越ししたそうです。
文字通り「織物」の会社・工場です。
知る人ぞ知る、大きな大きな京都の企業です。
「織物」といえば、私は着物の帯くらいしか思いつきませんでしたけど、
世の中には「織物」がたくさんあるそうで・・・
車の内装。シートです。国内3割のシェアがあるそうです。
カーペットやカーテンなどのインテリア。
劇場の緞帳(どんちょう)、祭礼装飾品例えば祇園祭の鉾に掛けられる幕。
大きく分けてこれだけありました。
これら全部川島織物さんが手がけてはる事業です。
で、こちらの博物館と工場見学をさせていただくことになっております。
私も初めて行かせていただきましたが、とてもとても見ごたえがありました!!
横幅何メートルもあるどん帳を織ってらっしゃるところなんて圧巻!!
もちろん全て人が織機を使って織ってはります。
下の白いのは緞帳の裏地です。
織りあがったどん帳に裏地をつける作業をしてはるところ。
デザインが入るとダメなので全部お見せできなくて残念!
奥のオレンジに見えるのが実際織ってはるところです。横幅24メートル!!
同時に4人の職人さんが織ってはりました。
こんなのを織ってはるのです。
出来上がった緞帳が置かれていました。
熊本のホールに掛けられるもののほんの一部。
どん帳っていくらくらいすると思います??
ここは帯を織る工房。
大ベテランの職人さんが織ってらしゃいました。
仕事の邪魔だろうに、丁寧に説明して下さり、織っている途中の図柄も見せて下さいました。
つむぎ織りという織り方ですが、
この織り方は糸を寄せるのに自分の爪を使うので、
職人さんは爪を延ばし、爪の先を糸の幅に合わせてやすりでギザギザにしてはるのです。
その爪も快く見せて下さいました。
こちらはジャガード織りの工房。
その後博物館も見せていただきました。
まあ、知れば知るほど川島織物の会社がどんなにすごいかがよぉくわかりました。
ご自分ではなかなか行こうとは思わないとは思いますが、
いい機会ですので一度行ってみられませんか??
7月と8月の月曜と金曜にお待ちしております☆
旅館にお泊りいただいていても十分回れる時間帯ですので、
JTBさんで京都にお越しのお客様はぜひご利用くださいませ。
そうそう、どん帳はひとつ数千万するんですって!!